アンダーザローズ1冬の物語 船戸明里

 『HoneyRose』の前日譚にあたる、五男ライナスの若き日の大冒険。兄や父を過剰に意識する弟や息子の話を書きたがる女性作家って・・・とか語りだすとイヤな事がいっぱい言えてしまいますが、それはともかく大変に良いです。今更いうまでもなく、絵が上手い。日本語になってる富野台詞って感じの台詞回しがかっこいい。
 はにろのストーリーの細かいとこかなり忘れてるな。結局単行本は出てないって事でいいんだよね? はにろの。詳しい人情報ぷりーづ。そこのTMRの人とか。
 萌え漫画だとばかり思っていたのですが、実はミステリだったんすね。それはそうと、毎度毎度メイドが悪役なのは何かのメッセージですか。エマシャリにはにろorあんだろ本で挑む勇者はいないものかしら。ある意味で森薫先生の仕事に匹敵する、本格メイド漫画。おすすめ。