痙攣的思考
ここの続き。 「ピュアな「面白さ」」ってのは多分本当に西尾維新が考えていそうな、しかも香ばしい言葉でありまして。この概念、そういう感じのライトノベラーの標語としてもおなじみであります。。例1、2。 要は理屈じゃない面白さという事ですが、これ…
恋愛=自由市場というアナロジーが崩壊するのは、究極的には通貨の不在によって、である。抽象的な交換価値の依り代としての貨幣はありうるとしても、それは決して商品の価格を表示する一元的なシステムには統合されえない。 平均的な体格・体力の男性が、小…
えっと・・・とりあえず女性の話だけをしたまでです。男性の側にも似たような何かはあるでしょう。ゲストルームよりももうちょっと大枠の話がしたいのです。 以下あんま関係ない話。 ちなみに根強く語られる、「モテないからオタクになるんでしょきもーい」…
女性は恋愛市場から降りられないってだけの話じゃないのかしら。にもかかわらず、女性にはオンナノコ同士は、そこから降りた純粋な真実の関係を結んでいるという幻想があって、だから、「好きになられたら」=恋愛市場にいまだとどまっている事を突きつけら…
『君が望む永遠』ってのはRumbling Heartsがカッコよく入った時点でもう半分以上終わってる話でして。あとは残務処理が延々続く。いわば『北斗の拳』のサヴァ国編みたいなモン。俺は大好きです。 さて、遡及的に見出されるにしろなんにしろ、ギャルゲ/エロゲ…
ここ見てて思う。 この手の悪趣味譚は全て「おおなんとおぞましい」とかいって眉を顰めた瞬間に作り手の邪悪な意図に乗せられてしまう。悲惨な世界を恣意的に生み出しておいて読み手の倫理を問う邪悪な意図にね。 だから、「考えさせられる深いテーマの・・…
そのものとしてのエロゲでは、アニメも小説もありえない。だってそうじゃないから。だからプレイヤーの内的体験としてのエロゲをどうにか与えてやるしかない。それが与えられた時、人は「選択肢が見えた」とか「フラグが立った」とか言ってしまうわけです、…
例えばドストエフスキーが「粗野な長兄」「主知的で懐疑的な次兄」「敬虔な末弟」ってメモを机に貼ってたとしたら、『カラマーゾフの兄弟』はエロゲ的なラノベになるのか。ならないだろう。もしもなるならなるでかまわないけど、ならば近代文学とラノベの断…
ティファ可愛いし。つまり答は「萌え」でもあったわけさ。 説得力があって困ります。 それはそうとアニメで荒野って言うと俺の中ではなんと言っても『超時空要塞マクロス』であります。ミンメイがうなだれている隣で、カイフンが酒を喇叭で呷っている、アレ…
G`sは女性スタッフの奇妙に多い雑誌で、にもかかわらず男の子向けであるあたりに何かあるような気もします。男の子向けなんだから男の子の感性で読んどきゃいいじゃん、と思わないでもないです。女性の描く鈴凛よりも男性の描く都合のいい女に堕しがちな鈴凛…
結局秋山こそがリアルだ、という言説にカウンター入れたかっただけなんです。 お話としては良く出来ていて面白いけどそれだけだよねって言いたかったんです。そういう意味でこの鄯、鄱は微妙にずれるというか真逆というか。 一応これで宿題終了、でいいのか…
ここにリンクしときゃいいんじゃねえかな、実は。読みゃわかると思いますが、これ、俺の仲間の特徴の問い10そのものです。 巨乳萌えって事とアルクェイド萌えって事は違います。乳さえでかけりゃいいんなら武蔵丸でもいいんかいいのんか、と聞かれても、そ…
ロードス刊行の背景にあるTRPG文化とあの手の小説の素直な近しさは、意外と長持ちしなかった、という事です。 あ、おわっちった。
・・・・・・ ヤングアダルトからライトノベルへ、とか早速毒されてんじゃねえ。 ヤングアダルトの来歴についてはここを。 ・・・なんとも徒労感が溢れるわけだが。有里さんご自身のページだってとことか。ブレインストーミングがああだこうだ言ってた人がど…
優秀な後輩を持つと非常に助かるね。 唯物論の不徹底性。まさにそれ。 ところで徹底して唯物論的なのはむしろ古橋の方ではなかろうか。この二人をセットで取り上げる必然性は舞城と西尾を同時に取り上げる必然性と実は同程度にしかないのだが。つまり殆どな…
俺はハルヒと結婚するのかもしれない。するかどうかはおいておいて、したいのは確かだ。 『ハルヒ』の非・萌え系性について。俺が書かなきゃイカン事がもう書いてある。だから死エロは大好きさ。あと、こっちもあわせておけば『学校を出よう!』がギャルゲー…
若い奴は何か俺たちと違うのではなかろうか、と思って見れば、絶対に違います。時代も年齢も違うからね。違わないほうがおかしい。 その違いを、本質的な差異であって相互理解は不可能だ、と言い出す事が問題なのです。『動物化するポストモダン』に反発した…
最近、よく見かける「○○系オタクチェック」というのは、設問を作ることによる自分語りのツールだと思っているんですが だからそれは俺が示した事じゃないですか。 自分語りでしかない事を赤裸々に暴き立てる事により、このような設問がある種の客観性に直接…
結構好きなのだ。 この頃から一貫して井出安軌はギャルゲ/エロゲ体験を如何にアニメで与えるか、を追求しているわけですが、この作品でのそれは成功しているとは凡そ言い難い。 『おねがい☆ティーチャー』のゲームプレイに伴うノイズ、クリックしてから反応…
これもこれも結局俺語りor敵語りに堕ちてるのは確かで、どっちかっつーと次世代の方が高得点者が多い分よくできてるだろうと思うのだけれど、やっぱり恣意性は否めないわけです。だったらいっそこれをやるべきじゃないか。
kagamiさんがコメントしてくださっていますが、俺から見るとkagamiさんは凄い人です。なんか身内褒めみたいでヤだけどね。身内って事もないんだけど。読書量、趣味の幅広さetcetc。いっちょまえの次世代オタクを名乗るには、kagamiさん級の行動力が必要だと…
拘られるべきでないものとしてのジャンルへの拘りが浮かび上がってくるのが愛らしい。因みに4点。 オタク語りは自分語りか敵語りに容易に堕ちます。 俺ならばこの手の人々を、「声オタじゃねえオタク」と呼ぶわけですし。 オタクってのは多分、変なところで…
誕生専用機じゃん、良く考えたら。
『NOëL』が万人が楽しめるいいゲームだって言ってるわけではないですよ。素晴らしいけどね。
ギャルゲーの時代を、『ときめきメモリアル』から『センチメンタルグラフティ』まで、と置き、その二つの頂点としてサターンの『サクラ大戦』とプレステの『NOëL』を考えてみる。 そうするとギャルゲーの向こう側にプレステの『ガンパレードマーチ』とサター…